経営理念・社訓 書家 山村龍和氏作 2019年 経営理念 私たちは、事業を通じて地域経済の発展に貢献し、百年続く企業を目指します。 マルサ工業株式会社は創業以来、経営理念のもと、百年先の未来においてもこの理念を受け継ぐものとします。 お客様や取引先、協力会社、下請け会社、社員はじめステークホルダーの皆さまの期待と信頼にお応えし、日々活動の改善に繋げ、社会的責任を着実に果たし、地域の経済発展に貢献することを目指します。 さらに、ステークホルダーの皆さまとの、健全で良好な関係性やパートナーシップを構築し、お互いの価値向上に向けて前進してまいります。 社訓 一、初心不可忘(しょしんわするべからず) もとは室町時代の申楽師、世阿弥(ぜあみ)が『花鏡(かきょう)』に著した言葉とされています。 一般的には「習い始めの頃の謙虚で真剣な気持ち、志を忘れてはならない。」と言う意味で使用される言葉ですが、本来の意味はかなり違うようです。 この「初心」とは「初志」ではなく、文字通り「初心者」の初心、つまり未熟さという意味なんだそうです。 「初心者のころの未熟さ、つたなさを忘れるな」となるそうです。 この言葉はさらに三つに分けられていて、 しかれば、当流に、万能一徳の一句あり。 初心不可忘(しょしんわするべからず) この句、三箇条の口伝あり。 是非初心不可忘。(ぜひのしょしんわするべからず) 時々初心不可忘。(じじのしょしんわするべからず) 老後初心不可忘。(ろうごのしょしんわするべからず) とあります。若いときの初心、現在あるいはその時々の初心、そして老後の初心。過去、現在、将来においても仕事に対して常に「未熟」な状態であると自覚して、そしてそれを忘れず仕事に臨んで貰いたいと、その思いをこの言葉で示しております。 一、継続是力成(けいぞくはちからなり) 浄土宗の宗教家の住岡 夜晃(すみおか やこう)氏の「讃嘆の詩(さんだんのうた)」の一部で使われております。 青年よ強くなれ 牛のごとく、象のごとく、強くなれ 真に強いとは、一道を生きぬくことである 性格の弱さ悲しむなかれ 性格の強さ必ずしも誇るに足らず 「念願は人格を決定す 継続は力なり」 真の強さは正しい念願を貫くにある 怒って腕力をふるうがごときは弱者の至れるものである 悪友の誘惑によって堕落するがごときは弱者の標本である 青年よ強くなれ 大きくなれ 仕事を覚える事は簡単ではありません。今日入社して、明日いきなり出来るわけでもありません。一つのことをコツコツと地道にやり続けるしか有りません。ただし、継続すること自体が目的となってしまっては本末転倒です。社員1人ひとりがそれぞれ明確な目標を持ち、それを実現させるために試行錯誤し、仮に達成したとしても自分に課題を与え続けることが重要と考え、この言葉を示しました。 一、一期一会(いちごいちえ) お客様との出会いは一生に一度の事と考え、誠心誠意接し真剣に臨むことが重要であり、お得意様に対しても「これが最後かもしれない」と考え、常に誠意を持って対応することが求められます。 工事現場においても、同じ場所は一つと存在しません。今日行った施工は二度とやり直すことは出来ません。 大小、内容に係わらず、着工から完工まで常にベストを尽くし、「安心」「安全」にお客様にお渡しする事が最重要と考え、顧客第一主義の精神に基づきこの言葉を示しました。 CREDO(行動指針) CREDO(クレド)とは、ラテン語で「信条」「志」「約束」を意味する言葉です。弊社では、ここに掲げたクレドを社員全員で共有し、実現に向けて行動します。 私たちは、お客様の御要望に、確かな技術と品質でお応えします。私たちは、コンプライアンスを徹底し、社内ルールを確立します。私たちは、時代の変化を先取りして、挑戦を続けます。私たちは、お客様との対話を通じて信頼を勝ち取ります。私たちは、安全意識の高揚を図り、災害ゼロを積極的に推進します。私たちは、お客様に安全・安心の付加価値をお届けします。